2025年3月に開催された【MAD展】には、多くのお客様にお越しいただきました。ありがとうございました。
今回は、ヴィンテージ家具を取り扱う Swanky Systems と夢工房ギャラリーのコラボレーション企画として、貴重なデザイナーズ家具を展示致しました。夢工房にとっても新しい試みの展覧会となりました。
人が家具に求めるものとは、、、快適であること、美しい造形、ユニークさなど、当時のデザイナーは建築の延長線上にある家具の制作に独自の価値を見出し、それを高い制作技術で表現していきました。こだわり抜かれたデザインに無駄なものはなく、また足りないものもなく、その造形は完成形として存在します。今回展示した家具はすべて完全オリジナル作品であり、安価に手に入る量産品にはない、品格と存在感に満ちていました。しっかりとしたコンセプトを持った家具を前にして、私たちが大切にするべきものは何なのかを考えさせられました。現代の消費社会が直面している問題をも見つめ直す機会でもありました。美しいヴィンテージ家具の素晴らしさは、使い手がそれを大切に扱うかぎり色褪せないものだということでしょう。
