2023年6月に「第86回京都アンティークフェア」が京都パルスプラザにて開催されました。
多くのお客様にご来場いただき、ありがとうございました。
今回の夢工房ブースでは、花籃を中心とした竹工芸を展示しました。
明治・大正期から現代の作家まで、夢工房コレクションの中から秀逸な作品をご覧いただきました。
明治の頃より日本の伝統工芸として繁栄してきた竹工芸も、今ではその技術を継承していく難しさ、質の高い材料の減少など多くの問題に直面しています。当時の作家たちが、古い伝統に重きを置きつつ、その時代に即した作風や手法を取り入れ制作してきた美しい竹籃。
その作品から私たちが学ぶべきものは、たくさんあります。
作品の収集・保存・展示を通して、見過ごされていく伝統文化を再認識するきっかけとなるよう願っています。
飯塚琅玕斎(1890-1958)
花籃
IIZUKA Rōkansai (1890-1958)
Flower Basket
野口籃鳳斎(1923-?)
宙の次元
NOGUCHI Ranpōsai (1923-?)
Bamboo Sculpture
"Sora no Jigen" (Space Dimension)
初代田辺竹雲斎(1877-1937)
鱗編花籃 大棗
TANABE Chikuunsai I (1877-1937)
Flower Basket, Fish Scale Plaiting
"Ōnatsume"