若杉聖子展 - SEIKO WAKASUGI EXHIBITION -
「花咲き 実生なる」
柔らかな光を受けて、その陰影の美しさが表れる。
静けさの中から、その生命力が表れる。
彼女の手から作り出される白い作品は、機械的なまでに端正でありながらも、優しさを含んだ風がゆるやかに流れるような景色です。
無釉の白磁は、誰もが手に入れたい普遍的な清らかさを持っており、言語や文化的背景を問わず多くの人に受け入れられる価値を持っています。
そんな若杉聖子さんの新作個展を夢工房にて開催致します。
また京都岡崎蔦屋書店において同名の個展が同時開催されます。
どうぞこの機会に、素敵な作品をご覧になってください。
○開催期間
2022年9月30日(金) ― 10月17日(月)
○営業時間
11:00 - 17:00 火曜定休
○会場
夢工房 京都市東山区中之町236
○お問い合わせ
075-541-7025
n.yumekoubou@gmail.com
若杉聖子展入店および販売ルール
2022.9.22現在
■ 個展初日より3日間(9/30~10/2)の入店方法
- 個展期間中の営業時間は11:00~17:00 火曜定休となります。
- 個展初日より3日間につきましては、感染症防止対策の混雑緩和のため、1時間おきの入れ替え制にて、一度に5組様(10名)までのご入店とさせていただきます。
- 各日朝10:30より店舗前にて時間指定整理券を配布いたしますので、記載の時間にご来店ください。
- 4日目以降につきましても、混雑時は入店規制をさせていただく場合もありますことをご了承ください。
■ 作品販売について
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夢工房での作品の販売につきましては、先着順におひとり様5点までとさせていただきます。(2022.9.29追記)
また、作品のお渡しは会期終了後とさせていただきますことをご承知おきください。
- 今回の個展は京都岡崎蔦屋書店との同時開催となります。
販売ルールが異なりますので、詳しくは京都岡崎蔦屋書店のHPをご覧ください。
- その他ご質問等がございましたら、下記までご連絡をください。
Eメール:n.yumekoubou@gmail.com 担当:中島
ご挨拶
アトリエは兵庫県三田市の里山の中で、田んぼに囲まれています。自然豊かな田園風景は、私にたくさんのイメージを与えてくれ、刻々と変わってゆく自然を観察することから、一日がはじまります。
石膏型を使った鋳込み技法に出会ってから、少しでも納得できるカタチと自分なりのスタイルを作り上げたいと、コツコツと石膏原型を削り、数を積み上げてきました。掌におさまるうつわも、表現としてのうつわも、制作するこころに違いはありません。私の白い作品は、鋳込みの技術と技法に向き合い、植物の造形からのインスピレーションと、移りゆく陽と月の光、風や水の揺らぎなど、日々の自然観察からの感動を映し込もうとする試みです。
若杉聖子
【略歴】
1977年 富山県富山市に生まれる
2000年 近畿大学文芸学部芸術学科卒業
2003年 多治見市陶磁器意匠研究所修了
2015年 文化庁新進芸術家の海外研修制度による渡仏(~2016)
現在、兵庫県三田市にて制作、京都市立芸術大学准教授