青色の珉平焼。
京都店へ行くと、このお皿が何枚か重ねて飾られていました。
手のひらサイズの小さなうつわ。
まずは青色に惹かれ、そっと描かれた梅の花にも惹かれる。素敵なうつわなのでホームページに掲載しようと写真を撮りました。
この青色、置く場所や光の加減そしてカメラの位置など微妙な変化で色が変わってしまいます。もちろんお皿一枚一枚も色合いが違っています。
撮影すればするほど、まったく違って見える。安定した照明機材を使わず自然光での撮影あるあるです。
手に取るたび、これは何色なんだろうか?と考えます。
もちろん青色なんですが、その一言で済ませたくない青です。
灰色に近い青に見えたり、緑のような青、鮮やかな空のような青。
まるで海の水面を見るように変化します。その違いを楽しめる余裕が古いモノを楽しむことなんでしょうね。
小さくそっと描かれた梅の花、この余白ある構図も魅力です。
梅の見頃を迎える季節にご紹介するのに相応しい。
こういう素敵なうつわに出会えると嬉しい。